作者
Jeremy Hawthorn, Joseph Conrad
发表日期
1992
期刊
London: Edward Arlnold
简介
コンラッドはその特異な経歴により次の点を強く意識していた. 人間は言語を使用する唯一の生き物であり, 言語をとうして自らを取り巻く事物や状況を理解する. この理解力は自己をも客観視することを可能にし, そこから自意識が生じる. 言語はまた人間同士のコミュニケーションを可能にするものである. これらの点は言語にたいする見方として常識的であるが, コンラッドの場合それを人一倍意識していて, しかもその背後には言語にたいする鋭い警戒心が常に存在していた.
警戒すべき点の第一は, いかなる言語も複雑で多様な存在の全てを充分に表すものでなく, それぞれの言葉は単に言葉, 表すべき事柄より離脱しうる. いわば符丁にすぎないという認識である. 第二は, 言語によって今ここに存在しないものを想像したり, 抽象的思考を操れることは人間特有の優れた能力であるが, 抽象性が高まるほどに曖昧性があり, 時には存在するはずが無いものを存在すると思い込む危険である. 第三は, 第二点と深く関わるが,
引用总数
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