抄録 症例は 63 歳の女性. 既往歴に 9 カ月前交通外傷にて頸椎捻挫症, 腰痛症となり入院歴が
ある. 腹痛を主訴に前医受診, 腹部腫瘤性病変を認め腹膜炎疑いにて当科紹介受診となる. 腹部 CT …

症例は 53 歳, 男性. 腹痛, 発熱, 全身倦怠感出現したため, 精査加療目的で当院放射線科紹介入院
となった. 造影 CT 検査にて左下腹部に内部に嚢胞性変化を伴う不均一に造影される最大径 40mm …

極めて稀な大綱原発の腹部放線菌症の 1 例を経験したので報告する. 症例は糖尿病の治療を行っ
ていた 68 歳の女性で, 平成 4 年 9 月より右下腹部の痛みがあり 10 月になり腫瘤を触知したため …

抄録 症例は 60 歳, 女性. 左下腹壁腫瘤を触知し, 当院を受診した. 腹部超音波検査や腹部 CT
検査などで, 左腹直筋内に直径 4.0 cm 大の腫瘤を認め, 大網や周囲への炎症の波及もしくは浸潤 …

放線菌症は, 口腔内や消化管に常在し嫌気的状態で発育する放線菌 Actinomyces israeli
によりひき起こされる慢性化膿性肉芽腫性炎症である. 顔頚部, 胸部, 腹部放線菌症に大別され …

抄録 魚骨穿孔に続発した大網放線菌症の 1 例を経験したので本邦報告例を検討し報告する.
症例は 62 歳の女性. 主訴は腹部腫瘤. 理学的所見にて右下腹部に可動性不良で弾性硬の約 …

抄録 症例は 57 歳の男性. 不整脈, 高血圧にて通院治療中に上腹部, 背部の重圧感, 上腹部痛,
貧血の進行を認めた. CT で左後腹膜に 6.4× 6.4× 4.3 cm の周囲臓器に浸潤する辺縁の不明瞭な …

抄録 症例は 83 歳の女性で, 右臀部皮下腫瘤を自覚し当院受診. 腹部・骨盤 CT と MRI にて,
肝下縁から連続して殿筋内, 殿筋背側の皮下に連続する軟部腫瘤影を指摘. 術前に確定診断には …

抄録 腹部放線菌症は比較的まれな疾患であるが, 悪性腫瘍と鑑別が困難で,
術前診断が難しい疾患とされている. 我々は左下腹部腫瘤の患者で画像, 血液生化学検査より本症 …

抄録 症例は 50 歳, 男性. 食欲低下, 腹部膨満感を主訴に当科受診した. 既往歴に糖尿病があり, 47
歳時に十二指腸潰瘍穿孔で広範囲胃切除・Roux-Y 再建術を施行されている. 腹部 CT …